2017年7月28日金曜日

縮小ニッポンの衝撃 を読んで衝撃を受けた。

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書) [ NHKスペシャル取材班 ]

紹介されたので、読みました。いやはや、暗くなれます、気持ちが沈みます。ハイテンションになりすぎたときにちょうどいいかもしれません|д゚)
正直言うと、昔から言われていたことですが、大阪に住んでいるときはなにも考えていませんでした。
今、過疎が進む、奥出雲町(ちょうど、取り上げられている島根県雲南市の隣ですね~)に住んで4年。こういうことかと、ひしひしと実感してます。
20年後(って、私も60か~(´・ω・`))に、夕張市状態になった高税金、低サービスの町になったときに縁もゆかりもない、この町に頑張って住んでいるか?と言われたらNoとしかいいようがないです。
町の規模感に対する許容度は人それぞれなので、そりゃ、昔みたいに物々交換で助け合っていくのもOKな人もいるでしょうけど、私はそこまでの田舎暮らしは無理です(´・ω・`)
まあ、元々が面白そう、人があんまりしないことしてみたいということだけで移住してきたので、面白要素がなくなった町に未練はないですね。
まあ、過疎が進むということはこういうことか。と知れたことは良かったと思いますけど。この雰囲気が将来、日本を包むとしたら、絶望しかないな~。
と違うことを書いちゃいましたが、本の内容を読み解くと、明治維新のときに3300万人だった日本人が、約140年かけて、1億2000万人に上って、そっから急降下すると。
よくこのままいけば、○○年後に日本人がいなくなるって話がありますが、そこまでいくとは私も思ってなくて、100年後に3000万人ぐらいで底打ちするんだろうな~と思っています。(根拠はないです!!)
100年後の底打ちした人達に関しては、たぶん上がっていこうという雰囲気に包まれた幸せな感じになるのでは?と思うのですが、自分の子供、孫世代が一番貧乏くじを引かされることになるのでしょうね~。
日本全体のことはさておき、実際、問題に直面している奥出雲に話を戻すと、今なんとかしないと、衰退の一途をたどるなと本を読んで確信しました。
そもそも、取り上げられているのが、雲南市というところで既に負けてるというか、相手にされてないというか、取り上げるほどの情報なしと判断されたんでしょうし。
逆を言えば、日本中で先駆けて、過疎化対策に成功したら、成功モデルとしてわんさか、お金が転がってきそうな臭いもするんですけどね~(^_-)-☆
どうするか?って?
衰退するのじゃなく、今のうちに縮小。
若者を町で一番活気のあるエリアに集めて、仕事させる、恋愛させる、子供を作らせる。
それ以外の箇所は切り捨て。
そもそも3割人が減るなら、住宅地域も3割減らしても問題ないでしょうと。
ええ、夢物語です。個人がなんぼ言っても、実現はせず、このまま衰退路線突き進むでしょうから、せめて、自分の子供のために、できる限りの最善の一手を打つだけです|д゚)
引っ越しとか、まためんどくさいんですけどね~。
・・・・・・・・・・
っと、しみじみ考えさせられるいい本でした。
特に、過疎に悩んでいる、過疎の町に住んでいる人は読んでおいたほうがいいと思います!!!
そして、せめて、自分の人生がちょっとでも楽になるように、頭使って動きましょう!!



2017年5月3日水曜日

危機意識レベルの問題?

奥出雲町人口ビジョン'2015 によると、2040年の奥出雲町民は、8067名。
(2015年比 -39.0%)
今年の4月時点での人口は、13066名。
順調に減ってます。
このままいけば、2030年には、1万人を切ると。
ものすごく将来に不安を感じるんですけど・・・・

人口3割減したときの収入減に耐えれる事業所がどれくらいあるのか?
(あ、これ前言ったっけ?)
UIターン者を増やすなんて事言ってるけど、現状、焼け石に水程度の人数しか来ていないものをどうやって増やすのか?

・・・・・・・・
本当にやばいと思うのは、気のせいなんでしょうか?
町内には、まだ、戦える(人の興味をひきつけ、観光客を呼び寄せれる)ものがあると思います。

棚田の風景とか、ヤマタノオロチ伝説にまつわるものとか、おろち号とか
それらをつなぎ合わせたら、まだ手の打ちようがあるのでは?と思うのですが、それも5年以内に形作っておかないと、形骸化するでしょうね~。

・・・・・・・
放置された田んぼ、人のいない地域、個人商店は閉店、大手ドラックストア―、コンビニも撤退
そこまで衰退した時に、子供たちはなにを武器に生き残ればいいんでしょうね~?
子供たちも何を引継ぎたいんでしょうね~?

長老のじいちゃん、ばあちゃんのいう事だけ聞いてたら、確実にそういう事態に陥ると思う。
その時に慌てたって、どうしようもないのに?

・・・・・・・
Iターンして、4年になりますが、町の人と関わり出すと、ひしひしとやばさを感じています。
町民から慌てている感じを受けることが少ない。
なんとかしようと活動している人もいるが、UIターン者が多い。
って、それでいいの?
まあ、それでいいと言うのであれば、根本的に違い過ぎるので、もうやめます。
そうじゃない!!やばいと思っている!!というのであれば、なんでもいいから声あげて、手を動かしていようよ~。

確かに、違う活動を開始したらしんどいし、衝突もあるし、めんどくさいでしょう。
でも確実に衰退に向かっているのであれば、なんかせなあかんと思うんやけどな~。

という意見に賛成してもらえる人!!
一緒におくつくぼうしで暴れまくりませんか?
連絡方法は、なんでもいいから、お待ちしております~。




2017年4月21日金曜日

Iターン者を来させるには

今、町中を町議会議員の選挙カーが走り回ってますが、、、
何人かは、UIターンを促進させるなんてこと書いてましたが、どうやってやるんだろ?

うちみたいに縁もゆかりもない都会生まれ、都会育ちの人間にとっては、結構田舎のボランティア精神活動とやらが苦痛になってます。
お金にならないことをやるぐらいなら、仕事とか自分自身の活動をしたいんですよ!!
ボランティア精神あふれた人がやる分には結構だと思うのですが、、、どれだけいるのやら。そして、そういう人の多くは、被災地にいくのじゃないかな?
結構な数の人間を拉致ってこない限り、過疎がやばいことになる以上、普通に勤務したい人もいるでしょう。

・・・いいこと思いついた・・・
経済特区作って、そこの移住者には、地域活動免除する。無理に消防とか、自治体に入らんでいい。
その代わり、思いっきり働いて、税金を納めてもらう。
うたい文句は、
「どうせ社畜するなら、空気のいいところでしよう|д゚)」

・・・私もそんなところあったら移るかも?・・・・
他所の田舎で、そんなところ言ってるところないよね〰?

2017年3月22日水曜日

子供が小学校卒業しました。

この前、長男が小学校卒業しました。
卒業生が10人以下。

人数が少ないので、1人当たりのスピーチの時間が長く、
そんな夢をもってるんだーと、言いこと聞きました(*'▽')
でも、人数が少ないといいこともあれば悪いこともある。

1人1人の役割が多いことがいいのですが、人数が少ないので、競争が少なく、
悪く言えば馴れ合い、環境の変化が乏しい。
島根県全体の成績が、全国に比べて悪いのも、そこらへんに問題があるんではないでしょうか?
学校をもう、一つにまとめてしまうのが一番の解決方法でしょうが、せめて子供たちの交流の場がもっと作れれば、、、、

地域のためには、小学校があるほうがいい、という意見もわかりますが、
それ、本当に子どものためになってる?
何事も辞めるという事は勇気がいりますけど、、、かといって、このまま進んでいいというわけではない、、、はず。

リーガル・ハイより


 誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう。 
 しかしもし、誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない! 
 深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない!戦うということはそういうことだ! 
 愚痴なら墓場で言えばいい!


ん?俺は何と戦おうと(*'▽')

2017年2月4日土曜日

第1回なんかしようか会議、終わり!!

ちょっと過ぎましたが、第1回なんかしようか会議終わりました。
少人数でしたが、それゆえにぶっちゃけトークができた気もします。
総括すると、
・奥出雲は観光名所、名物が色々あるが、横のつながりができていない。
 観光客は1か所で目的を果たすと、すぐ帰ってしまう
・交通の便が悪すぎ
・過疎進みすぎ、対応しなさすぎ

の3点に問題が絞られた気がしました。

対応策としては、
・観光客に奥出雲を選んでもらう強い理由付けが必要
 田舎はほかにもいっぱいある。
 出雲、松江からでいうと、途中の雲南で田舎風景は満足できてしまう。
 他府県でいうと、出雲で神社、蕎麦等満喫できてしまう。
 奥出雲まで来てもらうには、それ以外のここでしか味わえない、オンリーワンが必要

・観光客を捕まえたら、一日中離さない、蟻地獄ツアーが必要
 奥出雲に一歩でも足を踏み入れたら、泊まるまで帰れないぐらいの魅力が必要
 となると、観光地毎の横のつながりが必要
 観光地はお客様の有り金全部吸い取って、
 お客様は幸せな気分を持って帰ってもらって、
 とWin-Winの関係を最初っから築くつもりで活動しよう!!

が考えられます。
奥出雲のオンリーワンというと、ヤマタノオロチが一番強そう。
ということで、方針として、ヤマタノオロチ推しで進めていきます。
第2回をそろそろ企画しないとね。 

2017年1月9日月曜日

奥出雲での商売

奥出雲の2016年12月1日現在の人口が13312人
今、2015年10月 奥出雲町が作った”奥出雲町人口ビジョン”という資料が手元にあるのですが、
(奥出雲町 人口推移 でググれば出てきます)
その資料によると、2025年ぐらいの推測値が10965人
大体、10年ぐらいで2割減ですね。
事業所数も2割弱ぐらい減る見込みらしいです。

単純に考えると、対町民の各事業所の売り上げも10年後2割減ということになります。
さらに、町民が減る → 帰省客も減るということで、全体で見ると、最低でも3割ぐらいの収入減になるんじゃないでしょうか?
町外向けにシフトできるところはともかく、町内相手の事業所はきっついだろうな~。
ただでさえ、ものが売れなくなっているこのご時世、
奥出雲で商売するということは、とんでもないハンディを背負わされてるということで((+_+))

先出の資料には、
・出生率を上げる
・UIターン者を確保
・町外就職率の減少

を踏まえたシュミレーション結果が載ってますが、限りなく無理なんじゃね?臭が漂ってます((+_+))
うーん、これから奥出雲が生き残れる策としては、
・UIターン者を確保する(人口確保の道)
・企業誘致(税金落としてもらう道)
・観光地への転身(遊びに来てもらってお金を落としてもらう道)
の3つかなと思います。
自分自身ができることといえば、
・勤務先を大きくして人材確保、税金落とし(頑張って仕事する)
・なんか活動して、町外の人に遊びに来てもらう
の2つしか思いつきません((+_+))

ふう、先行き暗いな~。
次は奥出雲の観光について かな?

2017年1月6日金曜日

Iターンについて

島根県の端っこ 奥出雲にIターン、そしてシステムエンジニアから和菓子職人に転職してから早4年。
日本の過疎の50年先を突っ走っているという、奥出雲の色々な問題が見えてきた気がするので、これから正直にIターンについて暴露していきたいと思います。

まず、スローライフという言葉について。
はっきり言って、大阪で働いているときよりも、公私が忙しい気がします。
大体、都会も田舎も、人間が生活していく上で必要な活動内容を100%とすると、都会のほうが人が多い分、一人当たりの負担が分散されて、人が少なくなるほど負担も多くなるわけで。
とすると、田舎でゆっくりなんて言ってるのは、なにかを犠牲(もしくは問題先延ばし)にしたうえでのことで、その問題に気付いたからにはゆっくり過ごそうなんて気になれません。

その問題はこれから掘り下げていくことにして、これからUIターンしようと考えている人は、スローライフなんて言葉に騙されちゃ、失敗する確率が高くなると考えておいたほうがいいですよ。

次回は、田舎の商売について、語ろうかと思います。

#Iターン体験記 #田舎暮らし #スローライフのウソ